MENU

「自家感作性皮膚炎」を治すカギは、ステロイドの塗り方にあり

私の長女は、「自家感作性皮膚炎(じかかんさせいひふえん)」を患っています。

2023年8月から現在まで、かれこれ約1年半の間、親子で痒みと戦ってきました。

しかし最近、長女の皮膚の状態が劇的に良くなってきたのです。

この記事では、

「自家感作性皮膚炎」を治すカギとして、

をご紹介します。

「自家感作性皮膚炎」が治らなくて困っている方のお役に立てれば、うれしいです。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

「自家感作性皮膚炎(じかかんさせいひふえん)」とは

  • かぶれや虫刺され、アトピー性皮膚炎などの皮膚炎が急に悪化し、湿疹が全身に広がること
  • 非常に激しい耐え難い痒みが生じる
  • 搔いてしまうと、湿疹が全身に広がる
    • 強い痒みを伴う2~5mmのぶつぶつした湿疹である「丘疹(きゅうしん)」
    • 赤く盛り上がった発疹「赤疹(せきしん)」
    • 膿みのたまった「膿疱(のうほう)」
  • 原因はアレルギー反応と考えられている{自家感作性(=自分で自分にアレルギー反応を起こしてしまった)皮膚炎}

参考:駒沢皮膚科クリニック「自家感作性皮膚炎」

参考:ソージュ山下町内科クリニック「自家感作性皮膚炎~全身に広がる湿疹と痒み」

我が家の長女のケース

私の長女は、2023年8月、森で虫に刺されたことをきっかけに「自家感作性皮膚炎」を患いました。

刺された箇所が、どんどん腫れて、膿が出てきて、とびひして、湿疹が全身に広がりました。

皮膚科に定期的に通院し、毎日お風呂あがりに保湿剤とステロイドを塗って、治療しています。

症状は、良くなったり悪くなったりの繰り返しで、今で約1年半が過ぎました。

今年に入り、「長女が痒みで苦しむ姿を見るのは、もうツラい」と思い立ち、「自家感作性皮膚炎」を本気で治療しようと決意しました。

治療方法を学ぶ中で、最も参考になった本が「ステロイドの真常識 アトピーのある子のスキンケア(著:岡藤郁夫)」です。

タイトルは「アトピーのある子……」ですが、ステロイドに関する本なので、皮膚炎全般に応用できます。

この本を読んだことによって、長女の「自家感作性皮膚炎」を治せない原因は、「ステロイドの間違った塗り方」だと分かりました。

「ステロイドの正しい塗り方」を知っていれば、「自家感作性皮膚炎」は治せるのです。

ステロイドを正しく塗り始めて約2週間で、長女の皮膚の状態は劇的に良くなり、今では痒みもなくなりました。

ステロイドの正しい塗り方

ステロイドの間違った塗り方・正しい塗り方

ステロイドをどのように塗っていますか?

ステロイドの副作用を心配して、「少なめ、薄くのばして、すり込んで」塗っていませんか?

それは、ステロイドの間違った塗り方です。

ステロイドの間違った塗り方

  • 少なめ
  • 薄くのばす
  • すり込む

正しい塗り方は、「タップリと、ベタベタに、フンワリと」塗ることです。

ステロイドの正しい塗り方

  • まるく盛り上がるほどに、タップリと
  • ティッシュペーパーがくっつくほどに、ベタベタに
  • ぽんぽんと乗せるように、フンワリと

理由

  • 炎症で凸凹している肌に均等に塗るため
  • デリケートな肌に刺激を与えないため
参考:「ステロイドの真常識 アトピーのある子のスキンケア(著:岡藤郁夫)」

・P59

……「ステロイドは強いお薬だから、できるだけ薄くのばし」と思っている方は決して少なくありません。そして実はそれが、アトピーが治りにくい原因の1つになっているのです。

・P60

〇なぜ薄くのばしてはいけないのか

アトピーのお子さんはお肌を触るとたいていザラザラしています。ザラザラしているということは、お肌の表面はデコボコしているということですが、この状態のお肌にステロイドの塗り薬を薄く伸ばして塗ると、へこんでいる部分にばかりステロイドの塗り薬が溜まってしまって、お肌に均等に塗ることができないのです。本来であれば、炎症を起こして赤くなっている部分やかゆみのある部分にお薬をしっかりと使ってあげたいのですが、その部分にはうっすらとしかお薬を塗れていないのです。

……アトピーで炎症を起こしている肌はデコボコしていて、薄く塗ったお薬はへこんだ部分に入り込んでしまう。盛り上がっている部分もしっかりお薬でカバーできるように、たっぷりと塗るのがポイント

・P61

……必要な強さのお薬を必要な量、必要な期間しっかりと塗ることが必要ですし、結果的にそれがステロイドの塗り薬を卒業する1番の近道になります。

・P62

〇最初は大胆にたっぷりと塗る

ステロイドのお薬を塗らないといけない毎日から抜け出すには、ジュクジュクしているところだけでなく、少しカサカサしているところにも、お肌にタップリとステロイドの塗り薬を乗せるようにふんわりと塗ることです。お猪口やグラスにたっぷりと注いだお酒が、表面張力でまるく盛り上がっているあのイメージです。

・P63~64

〇なぜすり込んではいけないの

アトピーのお肌は、健康な肌に比べて更にデリケートなので、ゴシゴシとこするとますます傷ついてしまいます。肌にステロイドの塗り薬を塗る時は、優しくしてあげて下さい。過保護なくらいでちょうどいいのです。できるだけ刺激を与えずにお薬を塗るためにも、タップリと乗せるように塗るのがコツです。

・P65

〇ポンポンと乗せるようにして塗る

ステロイドの塗り薬は肌への刺激を避けるためにも、すり込まずにたっぷりと乗せるようにして塗るようにしてください。

・P70~71

……ステロイドの効果を最大限に引き出す使い方は、今ある湿疹に見合った強さ、適切な量のステロイドの塗り薬をすり込まずにお肌に乗せるようにして、今ある湿疹の広さより少し広めに塗ることです。お肌がしっとりする程度で、塗ったお肌にティッシュペーパーをくっつけても下に落ちないくらいベタベタに塗るのがコツです。

「ステロイドの真常識 アトピーのある子のスキンケア(著:岡藤郁夫)」

ステロイドの副作用について

主なステロイドの副作用

  • 皮膚の厚みが減少する「皮膚萎縮」
  • 部分的に体毛が目立つ「多毛」など

ただし、ステロイドを塗ることをやめると副作用は治る。

適切な使い方でステロイドを塗っていれば、取り返しのつかない副作用が出ることはまずない。

むしろ、せっかく塗っているのに量や期間が足りないために改善しきれないほうが問題。

まさに我が家が、「せっかくステロイドを塗っているのに、副作用を怖がって、だらだらと改善しきれない」ケースに当てはまります。

しかし副作用は、ステロイドを塗ることをやめると治ります。

副作用を怖がらず、タップリと塗って、皮膚炎を一気に治してしまいましょう。

参考:「ステロイドの真常識 アトピーのある子のスキンケア(著:岡藤郁夫)」

・P38

〇皮膚萎縮

ステロイドの塗り薬は炎症を抑える作用がある一方で、表皮にあるコラーゲンやエラスチンといった成分を減少させる作用があります。コラーゲンやエラスチンは、皮膚の弾力や厚みを保つために重要な成分ですが、ステロイドの塗り薬を数カ月単位で使用していると、皮膚の厚みが減少し、皮膚萎縮が生じることがあります。子どもの皮膚は、成長途中であることから、大人の皮膚に比べて薄く、デリケートです。特に、目の周りや陰部は皮膚が薄く皮膚萎縮をきたしやすい部分です。また、子どもの皮膚は、外からの刺激に対するバリア機能が未熟であるため、大人よりもステロイドの影響を受けやすいとされています。

ただし、ステロイドの塗り薬を塗るのをやめると、子どもの場合は皮膚萎縮は治りますので、皮膚萎縮を気にしてステロイドの塗り薬による治療が不十分になることは避けるようにしてください。

・P39

〇多毛

ステロイドの塗り薬を塗った場所ではステロイドのホルモン作用によって、部分的に体毛が目立つ場合があります。ステロイドの塗り薬の副作用としての多毛は子どもによくみられるもので、子どもの皮膚は大人よりも薄くデリケートなので、ステロイドのホルモン作用を受けやすいからではないといわれています。……ただし、この副作用もステロイドの塗り薬をやめると治ります。

・P51

……適切な使い方でステロイドの塗り薬を使用していれば、取り返しのつかない副作用が出ることはまずありません。むしろ、せっかく塗っているのに量や期間が足りないために改善しきれないほうが困りますね。アトピーをきちんとコントロールするためにも、適切にステロイドの塗り薬を使用していただければと思います。ちょっと塗り過ぎかな?とママが感じる程度が僕らにとっては丁度良い量であることが多いと思います。

まとめ:ステロイドを正しく塗って、「自家感作性皮膚炎」を治そう

この記事では、

「自家感作性皮膚炎」を治すカギとして、

をご紹介しました。

ステロイドの正しい塗り方

  • まるく盛り上がるほどに、タップリと
  • ティッシュペーパーがくっつくほどに、ベタベタと
  • ポンポンと乗せるように、フンワリと

ステロイドの間違った塗り方

  • 少なめ
  • 薄くのばす
  • すり込む

「自家感作性皮膚炎」が治らなくて困っている方のお役に立てれば、うれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※「ステロイドの真常識 アトピーのある子のスキンケア(著:岡藤郁夫)」も、ぜひ読んでみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次